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高齢者助け合い活動
組合員の高齢化がすすむ中で、1989年頃から高齢者福祉に対する学習会の要望が目立ってきた。1990年代に入ってからは組合員学習の「くらしの講座」を企画し、そこで高齢者福祉の訪問介護や施設介護の学習会を開催した。また、地区別総代会ではビデオ「わかるふくし」を上映し組合員討議をするなど積極的に運動の柱にした。
 
託老所から宅老所へ、さらに「たくろう所」へ
 1994年に「助け合いの会」を組織し、在宅福祉活動の一環として託老所を開設した。初代理事長鈴木徳松氏が主宰する財団法人「正和塾」と提携しながら活動を行なった。
 1998年には労働金庫米沢支店の紹介で急遽中古住宅を安価で取得し、グループホームも可能にした「宅老所」を開所した。後に「たくろう所」と改名した。
 
運営は組合員活動組織「米沢生協助け合いの会」(代表幹事今野敏子、鈴木チヨ子)が行なっている。月一回運営委員会を開催して、たくろう所の運営協議や会員と準会員が参加できる行事の企画、機関紙発行、ケアの研修などを話し合っている。組合員の相談と介護支援センターや病院、福祉事務所からの相談も多い。あえて介護保険指定業者にならないで通所者や入所者に日々対応できるようにしている。
 2002年の総代会で福祉法人設立と施設立ち上げの承認を受け、これらを検討する「福祉委員会」を組織した。
たくろう所98年に移転
  94年の秋から、間借りして始まった助け合い活動だったが、念願叶い、米沢市三沢26101の15に物件を取得し、活動の拠点となりました。
 2〜3名の利用者で開設した活動が現在まで通算して35名の方が利用されている。利用者、常勤者、ボランティア会員共々たくろう所憲章にもあるように互いにかかわり合い、助け合い、その人を尊重し、楽しく、ゆったりと、自然に親しみながら、三沢の地域に根ざした生活の場でありたいものです。
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